中国茶(台湾茶)の倭倖
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中国茶が初めての方へ

1.中国茶とは?


欧米で飲まれている紅茶や、日本で飲まれている緑茶がそもそも中国から伝わったことをご存知ですか?つまり、定義にもよりますが、緑茶や紅茶は中国茶の一種なんですね。実際、中国では、緑茶が良く飲まれています。

紅茶と緑茶の一番大きな違いは、製法です。摘まれた茶葉を揉んだり、混ぜたりして化学反応を起こし、香りを出すのですが、かなり大雑把に言えば、この化学反応をどこで止めるかによって緑茶になったり、紅茶になったりするんですね。

中国茶には、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶などがあります。他に、プーアル茶などの黒茶と、ジャスミン茶に代表される花茶などがあります。緑茶と言っても、日本とは製法が違いますので、味や香りも異なるようです。

また、青茶はいわゆる「烏龍茶」だと思って構わないでしょう。これは、上記の化学反応を途中で止めたお茶で、緑茶とも紅茶とも異なる香り・味を楽しめます。この化学反応は、便宜上「発酵」と呼ばれており、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶の違いは「発酵度」です。製法もそれぞれで異なります。

>> 高山茶(青茶)の製法

青茶については、台湾が一番質が良いと言われています。中国では、「お茶はぜいたく品だ」と言われ、製茶技術の発展が止まった時期がありました。その間に台湾では国を挙げて製茶技術が発展し、良質な茶葉を生産するようになったのです。

 
2.青茶(烏龍茶)について

烏龍茶というと、○ントリーの烏龍茶を想像すると思いますが、実は無数の種類があります。発酵度、焙煎の程度や茶葉の取れた場所(高度)、茶樹の種類との組み合わせによって無数のバリエーションが生まれます。

青茶の大きな特徴は、フルーツの香りや花の香り、バニラの香りがすることです。しかもこういった香りは、他から付けた香りではないのです。葉の内部から発生した自然な香りなので、非常に上品で心地よいのです。ジャスミン茶などは花びらで香り付けをしています。紅茶なども香り付けをしたものが多いと思います。

日本でPETボトルで売られている中国茶も香り付けされたものが多いように思います。

台湾には、聞香杯(もんこうはい)と呼ばれる「香りを楽しむためだけの器」があります。香りをいかに大切にしているかがお分かりになると思います。また、この聞香杯を使うと、本当に香りが楽しめます。理屈は良くわかりませんが、お茶を直接香るよりも、お茶で濡らした器の表面を香る方が断然香りを楽しめるのです。

>> 聞香杯の使い方

 
3.青茶の淹れ方・楽しみ方について

一部を除いて、淹れ方・楽しみ方で注意するのは以下の2点です。

  •  100度の熱湯で淹れる
  •  聞香杯を使う





仕入先では、「105度を目指せ!」と言われます(笑)。でもそれくらいお湯の温度には気を使ってください。ぬるいと、いいお茶もまずくなります。電器ポットで済ませず、面倒でも是非ヤカンなどできちんと沸かしてください。ぜんぜん違いますから!

また、これは不思議なことですが、お茶を直接香るよりも、お茶で濡らした器の表面を嗅いだ方が、香りを楽しむことが出来ます。中国茶の世界には香りを楽しむためだけの器である「聞香杯」があり、これを使わないと本当の香りが分からないといっても過言ではありません。それくらい香りを感じることの出来る良く出来た茶器です。

>> お茶の淹れ方・楽しみ方

>> 聞香杯&茶杯

 
4.とりあえず飲んでみたい、という方へ

弊店で取り扱っているのは主に台湾産の青茶です。台湾茶5種類と聞香杯、茶杯、それに、簡単にお茶を淹れられる簡易ティーポットをセットで販売しております。

上でも申し上げたとおり、青茶を楽しむには、淹れ方、飲み方が非常に重要です。それにはやはり道具を揃える必要があります。何でもいいというわけには行きません。聞香杯と簡易ティーポット、これは本当に便利です。是非お手元に置いて頂きたい茶器です。

話のタネにもなりますので、是非揃えてみてください。

>> 中国茶スタートセット

 

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