中国茶(台湾茶)の倭倖
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台湾茶の難しさ 

また間が空いてしまいました。カリフォルニアのアパートの前の桜はすでに散り、日中の暑さがギラギラとしてまいりました。日本は冬真っ盛りでしょうか。

この数年、毎日コーヒーを淹れ、台湾茶を淹れています。コーヒーは緑豆をネットで買い、家のロースターで焙煎して密閉しておき、毎朝挽いて淹れます。まあおいしいです。台湾茶は、2 Lくらいの熱湯で淹れて、茶葉を濾し、冷蔵庫で冷やして常飲しています。

アメリカに来て思うのは、アメリカ人は日本人ほど味にこだわっていないのではないかということです。それよりも、会話を楽しんだり、風景や内装など雰囲気を重視している感じがします。それでもコーヒーについては日本よりおいしいなあと思うのです。

外食は、やはり日本が一番おいしいなと思います。和食は特に素晴らしいと思います。健康的で味も洗練されています。ところが、美味しいお茶になると日本はおろか、どこへ行ってもなかなか簡単にはいただけない気がします。

数年間台湾茶を飲んでみて感じるのは、おいしく楽しむためのハードルが高いということです。まず美味しい台湾茶を手に入れるのが難しい。手に入ったとして、淹れる時には、茶葉の量、お湯の温度、淹れてから飲むまでの時間、などでお茶の味がコロコロと変わります。

濃すぎて苦くなることがないので濃さについては十分な茶葉を入れるのが肝心です。大事なのは熱湯を使って、淹れたらすぐ飲むことです。コーヒーも酸化する前に飲むべしと言われますが、コーヒーよりも味の変化が激しいのが台湾茶です。

放置しても美味しいのは美味しいのですが、淹れたての香りや味の深みは弱まります。さらに仮においしく淹れ立ての台湾茶が用意できても、分かる人とピンと来ない方がいます。そもそも、日本茶は味を楽しむものですので、味を見てしまいますが、台湾茶は香りです。

日本茶にも香りはあるぞという方がいるかもしれませんが、日本茶にはそれほど香りがありません。旨味はあります。香りを楽しむ習慣がないので、「薄いお茶だな」と感じてしまう人が少なからずいます。

阿里山茶や高山茶など、高品質な青茶を熱湯で淹れて、淹れたてを飲むと他では味わえないお茶の楽しみを知ることになるでしょう。うちでは、木柵鉄観音、高山茶、東方美人をローテーションで楽しんでいます。おそらくこの先ずっと飲み続けると思います。


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