中国茶(台湾茶)の倭倖
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味の素文化 

カリフォルニアで、日本人の方とご飯を食べることがたまにあるのですが、その時に感じることがあります。アメリカに来て3年になりますが、アメリカナイズされた証拠かもしれません。それは味の素やアミノ酸に対する感覚の違いです。

アメリカでも色々います。食事に気をつけているのはお金を持っている層かもしれません。一概には言えないかもしれませんが、なんとなく違いを感じます。例えば、日本系のスーパーに行くとカレールウやレトルト、冷凍食品、インスタントラーメンなどほっとする日本の食べ物が売られています。吉野家の牛丼用冷凍パックもあります。

例えばレトルトカレー、ポン酢、マヨネーズ、ソースは、日本人にとっては基本の商品ですが、確実に味の素(調味料(アミノ酸など))が入っています。味の素が入っていれば旨味が出るのは当然です。味の素はちなみにたんぱく質からではなくでん粉から菌を使ってできます。自然と言えばそうですが私は人工的な感じがします。

お好み焼きを食べて美味しいと思うのは、もしかしたらマヨネーズやソース、市販の生地にはいっているだしの素の旨味が原因かもしれません。そう思うと虚しさを感じます。

だしの素や味の素のアミノ酸は肉が分解してできるアミノ酸と同じかもしれませんが、なにか納得のいかないものが残ります。CMで大々的に味の素の宣伝が行われ、あまり疑問に思う人を見たことがありません。

商品の裏を見て、調味料(アミノ酸など)と書いてあったらそれはいわゆる味の素を使っています。最後に小さく書いてあっても大量に入っているかもしれません。そもそもアミノ酸=味の素と知っている人がいるのかも疑問です。

アメリカにいる日本人は、日本食は最高だといいます。レトルトや調味料などによってはそうも言えない気がします。だしの素を使わず、高くても昆布や鰹節で出汁をとる方が、長期的には健康によいのではとふと感じました。

日本人は原発など派手な事故には過敏に対応しますが、こういった日常に潜む問題には鈍感な傾向があります。これはテレビや新聞の性質上仕方がないとも言えます。マスコミの情報を信じる人は多いからです。自分で考えて勉強することでしか解決方法がないのかもしれません。


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