青茶、緑茶どちらでも、中国茶をよほど飲む方でない限り、
日本茶の特徴についてはっきりと正確に認識している方は少ないのではないかと思います。
小さい頃から我々日本人が慣れ親しんだ日本茶(緑茶)には、
日本ならではの特徴があります。
それは、「香りを押さえ、味を重視する」ということです。
苦味やうまみなど味を最大限に引き出し、香りはかすかにするだけ。
個人的にはこれが日本茶だと思います。
玉露にしても、中国茶にはないうまみを堪能できるように育てられています。
一方、中国茶を飲むとほとんどの日本人がこう感じるでしょう。
「薄い」と。
このとき、薄いと感じているのは「味」です。
ほとんどの中国茶は、苦味やうまみはそれほどありません。
その代わり、すばらしい「香り」があります。
日本人は、お茶を飲んで「香り」を楽しむ習慣があまりないため、
中国茶を飲んでも、いまいちピンとこないのです。
中国茶をよく飲むようになると(よほど敏感な方でない限りすぐにはわかりません)
そういえば、日本茶よりもだいぶ香りがいいぞと、気づくのです。
よく売られるペットボトルの中国茶は、ジャスミン茶を混ぜて、無理やり
花の香りをつけていますので、
中国茶=ジャスミン茶みたいな香りのお茶
という認識の方もいるかもしれません。
しかし、ジャスミン茶は花茶と呼ばれる中国茶の一種にすぎません。
花茶以外の中国茶は、基本的に花で香りつけしません。
日本の緑茶と同じように、茶葉のみから作られます。
では、何が違うのか。それは製法です。
収穫した茶葉に熱を加えるタイミング、熱の加え方など
いろいろな事が違うのです。
それらの違いによって、できるお茶にも大きな違いができてきます。
どちらがいいというのではなく、どちらも特徴を理解しておくと、
より楽しむことができると思います。
ちなみに私(ページ管理)は、最近よくペットボトルのお茶を買います。
サントリーの烏龍茶もよく買います。
よく飲む焙煎の効いた鉄観音とは違い、苦味がかなり強いですが、
それでも暑いこの時期に苦味自体は心地よく感じます。
日本人だからでしょうか。
昨日、家の前のコンビニで、抹茶で有名な老舗「辻利」のペットボトル茶を
買ってみました。
やはり中国茶とは違うが、おいしいなと思いました。
京都限定発売でしょうか。。。
アサヒ飲料から、「天空烏龍茶」。
セブンイレブンで、「凍頂烏龍茶」が出ています。
どちらも台湾茶を原料に作っていますが、
ちょっと微妙です。
(台湾茶は中国茶とほぼ同じと考えてよいです)
香りのよさがあまりないのです。
コーヒーでもそうですが、
香りを閉じ込めて販売するのは所詮無理なのかもしれません。
そうかんがえると、日本茶は中国茶よりペットボトルに向いているのかもしれませんね。
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中国茶販売 「倭倖」
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