* プーアール茶は中国産になります。



飲茶でおなじみのプーアール茶
プーアールは、中国雲南省(ミャンマーやベトナムに隣接する省)南部の県名です。昔は、近辺で採れたお茶がここに集められ、その後各地へ販売されていたと言うことです。
プーアール茶は、カビ茶とも呼ばれ、香港でよく飲まれているそうです。油っこい料理や生臭い海鮮料理にぴったりなのでしょう。

後発酵茶:プーアール茶
プーアール茶は、後発酵茶・黒茶と呼ばれています。緑茶(中国茶の分類での)に外から人工的に菌を付けて発酵させたものです。
従って、このプーアール茶は、内部に元からある酵素を働かせて作る青茶(烏龍茶)とは全く違うお茶で、味も香りも全然違います。

心が落ち着くプーアール茶
プーアール茶は、独特の臭いがあり、癖があります。しかし、一般的なイメージほどどぎつい味ではなく、とても落ちついた静かなお茶です。
高山茶のように上品な香りはしないし、東方美人のように甘い香りも無いですが、まろやかで、心を静めるような、懐かしい味がします。中華など脂っこい料理にぴったりです。
茶葉は細かく切れています。
遊牧民に欠かせない黒茶
ウイグル、モンゴルなどの中国辺境の地へは、最初、緑茶が運ばれていたが、運ぶ過程での茶葉の変化を見て、微生物発酵を積極的に利用した茶葉の製造に至ったと考えられています。
中国西北辺境の遊牧民にとって、黒茶は、「一日として茶無かるべからず」と言われるほど必需品であり、バター茶などとして愛飲されています。

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