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香港四大銘茶 

中国や台湾の代表的なお茶について書いてみましたが、今回は香港です。

中国の中にありながら少し前まで英国領だったところです。


私は行ったことがありませんが、近年の発展が著しい中国において、
昔から経済活動の盛んな都市です。

いい食材は香港に集まるというのを聞いたことがありますが、
日本で言うと東京のような特殊な大都市なのでしょうか。


香港四大銘茶は、台湾のウィキペディアによると、


鳳凰茶
・蒙山茶
・擔竿茶
・清明茶

となってます。説明は以下の通り。

香港四大名茶是香港於明朝開始至19世紀之前最著名的四種茶葉。隨著香港的城市化及迅速發展,導致種茶業完全消失,四大名茶現已失傳。然而,位於大嶼山昂坪的昂坪市集中的「昂坪茶館」,將會重新推廣香港四大名茶。 香港四大名茶,包括產於大嶼山鳳凰山的鳳凰茶、產於屯門青山杯渡巖的蒙山茶、產於青衣擔竿山的擔竿茶,以及產於大欖竹仔林飲用的清明茶。


大体を訳すと、こんな感じでしょうか。

香港の四大銘茶とは明朝時代から19世紀の初めまでの間、香港で最も有名だった4種の茶葉のこと。香港の急速な都市化に伴い、茶産業は完全に消失し、4大銘茶も無くなった。しかし、昂坪という街で4大銘茶が再び脚光を浴びつつある。

香港は外国企業の集まる大都会で、他の省に比べて面積もそれほど大きくないです。香港で作るお茶というとそんなにないのですね。むしろ、他の地域のお茶が集まるというイメージがあります。

鳳凰茶というお茶は鳳凰山でとれるようなので、グーグルで検索してみました。
香港の海にある香港島という島の西にある小島に鳳凰山というのがありました。
ところが、これは鳳凰茶の島ではありません。

鳳凰茶のとれる鳳凰山は香港を包み込むようにして存在する広東省の
潮安県というところにあります。香港よりずっと東にあります。福建省との県境です。
台湾も近いですね。

鳳凰茶は半発酵のお茶で、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)として有名なお茶です。
(叢という字は本当は違う字ですが、日本には無い字なのでこれを使っています。)
香港で作られているわけではないと思いますが、すぐ近くでとれるので、
香港でよく飲まれるのでしょう。

マスカット、ライチ、など実に様々な香りのお茶があり、
とても珍しいお茶だと思います。

弊店で扱っている、凍頂烏龍茶(極上・中火)が近い香りかなと
感じますが、鳳凰単叢についてはまた別に書いてみようと思います。


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