皆さん、お茶は何で要れていますか?
日本茶用の急須、ガラスのポット、紅茶用のポット、
コップで直接、蓋椀、やかんで豪快に、デカンタで専ら水出し、
など、いろいろあると思いますが、
ここで、台湾の急須をご紹介します。
中国では急須のことを、茶壷(ちゃぁふぅ)といいます。
単なる急須と侮るなかれ。
茶葉とは別に、ファンが熱い視線を送る世界、
それが茶壷の世界なのです。
急須は、お茶をよく飲むヒトであれば毎日、そうでないヒトにとっても
日ごろよく見る、身近な器(うつわ)です。
よく見、触り、使ううちに愛着が出てくるものです。
それが、よくできたものであれば、その愛着も大きなものになるのは
当然と言っていいでしょう。
茶壷(急須)にも、機械で作った大量生産品、ひとつひとつ職人が気持ちを入れて
作った一品物、といろいろあります。
作る場所によって、土が異なり、製法も異なりますから、できるものも違ったりします。
弊店で力を入れてそろえているのは、台湾の一品物です。
写真だけではわかりづらいのが難点ですが、
とにかくよくできています。
とりあえず軽い!
それは、薄いからです。
なぜ薄いか。
それは、より熱いお湯で台湾茶を淹れるためです。
厚いと、入れたお湯がそれだけ冷めてしまうんですね。
薄いと、奪う熱は少なくなり、熱いままのお湯で抽出ができます。
・・・のように、機能的なことはもちろんですが、
なんといっても、見た目がかわいらしいとおもいませんか?
手作りですから、体は独特の曲線を描き、取っ手、や口の部分も
ひとつひとつ様相が違います。
同じものは2つとできないのです!
つづく。
兵庫県神戸市灘区城内通2-4-15
ルラーシュ王子公園201
中国茶販売 「倭倖」
代表 木村 則幸
TEL 078-855-2553
E-mail info@wakou.cc