中国茶専用茶器を使った淹れ方・楽しみ方
専用の茶器を使って中国茶を淹れ、専用の茶器で楽しむと、中国茶の魅力を存分に味わえます。 淹れるという動作自体にも、心を落着かせる効果があると思います。
色々な淹れ方がありますが、ポイントは以下のふたつです。
・100度の熱湯で淹れる
・聞香杯を使う
お湯を使って淹れる場合、温度には気を使ってください。いわゆる電器ポットで済ませてしまうと香りが出ず、お茶本来のおいしさが引き出せません。少し面倒ですが、ヤカンなどで出来るだけ熱くしたお湯で淹れましょう。手間をかけておいしくいただきましょう。
また、これもホットの場合ですが、聞香杯を使うと、香りを100倍楽しめます。聞香杯は本当によく出来た茶器だと思います。お持ちでない方も是非一度お試し下さい。
基本的に、淹れ方は自由ですが、ここでは、当店でのやり方をご紹介致します。
ホット(工夫式)
まず、茶壷に茶葉を入れます
茶船の中に茶壷を置き、茶葉を入れます。
茶船がなければ、お皿でかまいません。
(茶盤でも勿論可)
電気ポットではなくやかんのお湯を!
やかんの熱湯を注ぎます。電気ポットのお湯では香りが十分に出ません。必ずやかんで沸かしたお湯を使用してください。
熱いお湯を注いだ瞬間、お茶の香りがふわっと上ってきます。フタの上からも少し注ぐと良いです。
濃い方が美味しいけど…
20秒から40秒蒸らします。
蒸らし時間はお好みで。
理想は最後の一滴まで
茶漉しを使って、茶壷のお茶を全て茶海に移します。
渋みが出てくるので、できるだけ全て移すようにします。
茶海がない場合は、急須か、他の物でかまいません。
聞香杯は日本にはありませんね
聞香杯(長細い杯)にお茶を入れます。
普通に茶杯へ移す方法も。
茶杯(平べったい杯)で聞香杯にふたをします。
力は要りません
片手か両手で、しっかりと押さえます。
バランスよく抑えること
しっかりと抑えたまま、手前にひっくり返します。しっかりと抑えていれば、ゆっくり返してもお茶がこぼれません。
緊張の瞬間。。。
聞香杯を外します。少し熱いかもしれません。
冷ますのがポイント
聞香杯を少し振って冷まします。
しつこく嗅ぎましょう!
聞香杯の内側から香ってくる残り香を楽しみます。
少しすると香りがしてきて、かなり長い間、香りが楽しめます。
ここで香らない場合は、お湯の温度が低すぎたか、もう出がらしになっている可能性が。
味や喉越しも魅力です。
後は、茶杯で味や喉越しを楽しみます。
ホット(蓋椀)
蓋椀を茶壺代わりにして淹れる方法です。現在作成中です。
アイス(ロック)
氷をたくさん入れておきます
まず、グラスを用意し、氷をたくさん入れておきます。
お湯の温度に注意!
ヤカンなどで沸かした熱湯(* 注意!!必ずぐらぐらに煮立たせたお湯で!電気ポットだとぬるくて香りが出ません)を使ってお茶を淹れます。
簡易ポットで淹れると非常に楽です。
蒸らしたらすぐに注ぎ入れます。
写真では鉄観音を使っています。
一気に注ぐ
水出しと違って一気に冷やせるのですぐに楽しめますね。
意外と簡単。
これで完成です。簡単ですね。お客様に出しても喜ばれそう。
アイス(水出し)
氷をたくさん入れておきます
まず、大きめの容器を用意し、茶葉を入れます。写真では1リットルの容器に対して茶葉(写真は東方美人)を10gほど入れています。
お好みで調節してください。
ミネラルウォーターがベスト?
水を注いで、12時間ほど放置します。暑い時は冷蔵庫で。
水でも良く出ます
水でもきれいに出ました。色んなお茶で試してみてください。
兵庫県神戸市灘区城内通2-4-15
ルラーシュ王子公園201
中国茶販売 「倭倖」
代表 木村 則幸
TEL 078-855-2553
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